「玄関の鍵を失くしてしまった…」
「とりあえず玄関を開けてほしい…」
玄関の鍵を紛失してしまった、もしくは玄関の鍵を挿したのに回らない、開かないなどといったトラブルがあると、何より自宅に入ることができません。
家の中に家族がいたり、賃貸住宅で管理人さんが常駐しているのであれば合鍵を借りたりなど、開けてもらうこともできますが、そうではない場合は絶望しかありません。
そんな時に利用したいのが「鍵開けの専門業者」ですが、その料金はどの程度になるのでしょうか？
業者に鍵開けを依頼した場合の料金相場などを中心にまとめてみました。
もくじ
玄関の鍵が開かない時の対応方法
仕事や学校が終わり、ようやく家についてゆっくりできると思っていたら家に入れない。
鍵の紛失、不調などのトラブルがあると、誰しも焦りますし慌てるものです。
まず大事なのは落ち着くこと。
落ち着くことでいろいろな方法を考えることができます。
「玄関の鍵が開かない＝鍵開け専門業者に依頼」と決めつける必要はありません。
状況次第では他に方法がありますので、まずは落ち着いて状況を整理しておきましょう。
管理人（大家）さんを頼る
賃貸住宅で、しかも時間的に常識的な時間であれば、自分以外に合鍵を持っている人を頼るのもひとつの方法です。
近所に大家さんが済んでいる場合や、常駐の管理人さんがいる場合はそこで合鍵を保管しているはずですので、まずは電話などで連絡を取るようにしましょう。
家族の帰宅を待つ
一人暮らしではないという場合は、まだ帰っていない家族の帰りを待つことで家に入ることができます。
もし入れない理由が鍵の紛失であれば、家族の帰宅を待つ間にその日に立ち寄った場所を探したり、駅や交番に問い合わせるなど、鍵を見つける努力をしましょう。
管理会社に問い合わせる
これは大家さんに連絡するのにも近いのですが、もうひとつ別の理由もあります。
それが加入している火災保険について確認するということ。
賃貸物件を借りる場合には、火災保険への加入が義務付けられています。
この火災保険ですが、保険内容によっては「鍵開け費用」にも適用できることがあります。
その場合、火災保険会社が指定する鍵開け業者に依頼することになりますが、ご自身が加入している火災保険について、細かく知っている方も少ないでしょう。
そこで管理会社に連絡をし、契約している火災保険について確認しておきましょう。
最終的に鍵開け業者に依頼するにしても、有償になるか無償になるかが変わってきます。
鍵開け業者に依頼するなら？
様々な方法を考えても、家に入るには鍵開け業者に依頼するしかないという場合は、何に気を付けて依頼するといいのかを考えておきましょう。
まずは「近所の業者を探すこと」が重要になります。
後に解説しますが、家の玄関の鍵開けを業者に依頼すると、多くの場合で作業費に加えて出張費用がかかります。
鍵開け費用をネットなどで調べ、少しでも安い業者を…と選んだ業者が遠方の業者の場合、作業料金と出張料金の合計金額で却って高くついてしまうケースもあります。
鍵開け業者はできれば近所の業者に依頼するようにしましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
鍵開け業者に依頼する場合のポイント
ここでついでに鍵開け業者に作業を依頼する場合のポイントを解説しておきましょう。
多くの鍵開け業者が誠実な仕事をしているのは事実ですが、中にはあまりオススメできない業者がいることも間違いありません。
まずポイントは「電話である程度の見積もりが出るかどうか？」です。
玄関の鍵開けというのは、鍵開けの専門業者にとって、もっとも多い依頼のひとつになります。
どんなケースでいくらくらいかかるかは、大抵どの業者でも想定できるはずです。
その料金を電話で教えてくれないような業者はあまり信用したくないものです。
「現場に行って現物を見ないと分かりません」というのがこういった業者の常とう句ですが、これをそのまま鵜呑みにしてしまうと、現場で突然とんでもない費用を請求される可能性があります。
見積もりを依頼する場合に必要な情報として、現状どのような状況下を伝える必要があります。
単純に鍵を失くしたのか、鍵はあるけど回らないor挿さらないのか、挿した鍵が抜けなくて困っているのかなど、減税の状況を正確に伝えましょう。
続いて鍵の形状を伝えます。
いわゆるギザギザの鍵なのか、ディンプルキーなのか、カードキーなのか。
大抵の場合これらの情報で大まかな見積もりは可能です。
ただし、これは電話による見積もりですので、現場でさらに追加費用が必要となる場合もあります。
こういった場合に備えて、「現場で見積もり後キャンセルは可能か？」ということも確認をしておくといいでしょう。
費用があまりに高額な場合は他の方法を考える、もしくは他の業者に頼るという場合もあるかと思います。
この見積もり後キャンセルに関しては、「無条件でOK」という業者と「出張料金だけは有料」という業者、そして「できません」という業者がいるかと思います。
できれば無条件でOKの業者が望ましいですが、出張料金がかかるという業者まではさほど悪質とは言えません。
ただし、出張料金が必要というのであれば、自宅までの出張料金はその場で聞いておきましょう。
目的地（あなたの自宅）が分かっている以上、出張料金もすぐに答えられるはずです。
この回答があいまいな業者はあまりオススメできません。
当然ですが見積もり後キャンセルができない業者も避けた方が無難でしょう。
詳しくはこちらをどうぞ。
玄関の鍵開けの費用相場
これはすべての業者の費用を比較したわけではありませんので、大まかな相場となります。
まず鍵穴に挿しこむ部分がギザギザになっている通常の鍵の場合、おおよそ8,000円が相場といえるでしょう。
続いて鍵穴に差し込む部分に凹みがあるようなディンプルキーに場合。
ディンプルキーはピッキングング防止に効果のある形状なだけに、この鍵を開けるには特殊な方法、もしくは特殊な技術が必要になります。
費用は通常の鍵よりもやや高く12,000円程度になるかと思います。
カードキーや電子キーの場合、そもそもピッキングする鍵穴すら隠されている場合がほとんどです。
こういった場合は「サムターン回し」などの方法がとられますが、あとは玄関の形状や仕組み次第。
20,000～30,000円ほどの出費は覚悟した方がいいでしょう。
玄関の鍵が開かなくても焦らない
玄関が開けられないということで、焦る気持ちは分かりますが、どの方法をとるにしても重要なのは落ち着くことです。
不安な気持ちがあると、先のことまで考えすぎて何をしていいのかの判断力が鈍ってしまいます。
一度落ち着いて、現状すべきことを冷静に考えましょう。
大事なことは現状を乗り越えることです。
先のことはその後考えるべきことですから、まずはどうしたら部屋に入れるのかを考えましょう。
焦りすぎて自力で、やったこともないピッキングをしようとすると状況が悪化する可能性があります。
できれば鍵穴はイジらず、プロに作業を依頼することをオススメします。
