「玄関の鍵も金属だから、金属製の瞬間接着剤でくっつくよね？」
「スペアキーを作るのはお金もかかるし面倒だから接着剤でつけよう」
「接着剤以外に折れた鍵の修復方法ってあるの？」
金属製で一見丈夫な鍵ですが、稀に折れてしまう、割れてしまうという可能性はあります。
そうなった場合の鍵の直し方はどうすればいいでしょう？
金属製品専用の瞬間接着剤であれば、当然ですがくっつきますが、それで解決となるのでしょうか？
鍵が折れてしまった場合の対策について解説します。
もくじ
瞬間接着剤で鍵はくっつくのか？
くっつくかくっつかないかで聞かれれば、これは「つきます」。
ただし問題は、「折れた鍵が一つに繋がる」ということと、「これまで通り使えるように元通りになる」とでは意味が違うということです。
いくら丁寧に接着剤でくっつけたとしても、その鍵は元通りにはなりません。
一時的には使えるようになるかもしれませんが、長く使えることはないでしょう。
鍵を接着剤でくっつけるのは正直オススメできません。
接着剤を使ってはいけない理由
では、具体的にどのようなマイナス面があるのかを確認しておきましょう。
接着剤を利用した場合のリスクと考えてもらえれば間違いありません。
確実な再生は不可能
接着剤で接着するということは、接着面にある程度の接着剤が残るということになります。
その分鍵全体の長さも変わることになりますので、一見元通りに見えても、厳密には元通りに再生できているわけではありません。
一時的に鍵として使えても、将来的に鍵が合わなくなる可能性は高く、遅かれ早かれ使えない鍵となってしまいます。
問題は長さだけではありません。
まったく水平に繋がるということも想像しがたく、折れた部分から少し角度が変わった状態のカギとなる可能性が高くなります。
鍵穴内部にも悪影響が
接着剤で接着した鍵を使って鍵を開けられるようになったとしても、鍵穴に対する影響は避けられません。
接着剤のカスが鍵に残っているようですと、鍵穴の内部にそのカスが溜まり、後にそのカスが異物となり鍵がささらなくなってしまいます。
鍵の強度の問題
接着剤でつけたといっても、元の金属の強度には戻ることはありません。強度の落ちた鍵を使っていると、結局同じところで折れてしまう可能性が高く、使えるように戻せるとは言い難い状態にしか戻せません。
鍵が折れてしまった場合の対処法
では、実際に鍵が壊れてしまった場合はどのように対処するのが正解なのでしょうか？
これはもう合鍵を作るのがベストといえます。
問題はどのタイミングで鍵が折れたかということ。
鍵のように壊れにくい金属製のものが折れるタイミングは、やはり鍵穴にさして回すときに折れてしまうケースが多いようです。
普通に持ち歩いているだけではまずおれるような物ではありません。
ちなみに鍵を開けよう（閉めよう）として折れてしまった場合で、鍵穴に鍵の破片が鍵穴に残ってしまった場合の対処法に関しては、以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。
合鍵を作るならどこにお願いする？
合鍵を作る場合、ケースとしてはいくつか考えられます。
まずマスターキーが手元に残っている場合。
この場合はマスターキーを持って合鍵を作成してくれる業者にお願いすれば、どこの業者でも合鍵の作成が可能です。
マスターキーが折れてしまった場合、もしくは何らかの理由で鍵が他にない場合は、窓口に持ち込む合鍵業者では正確な合鍵を作ることは難しくなります。
こういったケースでは、鍵開けの専門業者に依頼し、実際に玄関まで来てもらって合鍵を作るのがオススメです。
鍵開けの専門業者は、鍵穴の内部をチェックし、その鍵穴の形状から正確な合鍵を作成することが可能。
しかも、出来上がった合鍵がきっちり使えるかどうかを、その場で確認できるという点でもオススメといえるでしょう。
さらに優秀な業者になれば、アフターサービスも付随しているので、安心して使用することが可能です。
鍵が折れてしまったら
鍵が折れてしまった場合、接着剤などで自分で再生することはあまりオススメできません。
少々費用はかかりますが、専門の業者に合鍵を作成してもらいましょう。
合鍵の作成を依頼するのであれば、できれば鍵開けの専門業者に依頼するのがベスト。
アフターサービスのついている業者であればなお安心です。
詳しくはこちらをどうぞ。
また、マスターキーが折れてしまった場合で、その物件が賃貸物件の場合は、まずは大家さんか管理会社に連絡しましょう。
賃貸物件の玄関の鍵交換に関しては、費用負担について決まりがあります。
以下の記事で詳しく解説していますので、まずはこの記事を読み、最善の方法を選ぶようにしてください。
