「車の合鍵を作ってもらうのはいくらくらいかかるの？」
「合鍵はディーラーで作ってもらうの？」
車の鍵を紛失して、警察に遺失物として届け出を出しているけど出てこない場合、合鍵を新たに作成しないと車に乗ることができません。
そんな車の合鍵は、どこで、いくらくらいで作れるものなのか？
作るのに必要なものはあるのか？
そんな車の合鍵の作成について解説します。
もくじ
車の合鍵はどこで作れるの？
車の合鍵を作ることができるのは、ディーラー、鍵開けの専門業者、ロードサービスなどが考えられます。
この中でロードサービスという選択肢ですが、「鍵開け」に関してはロードサービスが対応してくれますが、合鍵の作成となるとロードサービスでは対応をしていません。
ロードサービスが提携している鍵の専門業者を紹介される形になりますので、ここでは鍵開け専門業者に依頼した場合と、ディーラーに依頼した場合のメリットとデメリットを解説します。
ディーラーで合鍵を作るメリットとデメリット
ディーラーで合鍵を作ることの最大のメリットは、間違いなく作動する純正の鍵を作ることができるということでしょう。
また、スマートキーなどイモビライザー搭載の鍵でも、ディーラーであれば問題なく対応してくれます。
また車種にもよりますが、比較的安価で作れるのもディーラーで合鍵を作る特徴といえるでしょう。
反対にデメリットは時間がかかることが多いということ。
ディーラーに合鍵の制作を依頼した場合、数週間から1か月程度時間がかかることも。
時間に余裕がないと利用しづらいというのがデメリットになります。
ディーラーに依頼する場合に用意するもの
特にイモビライザーキーを作成する場合は、お持ちの車の識別番号が必要になります。
イモビライザーは、鍵と車本体の電子情報を合わせることで鍵として機能するようになっています。その電子情報を司っているのが識別番号ということになります。
この識別番号は、納車時の書類などに掲載されていますが、この書類自体が車内にあって確認できない場合、鍵開けの追加料金が必要になります。
さらに、この番号を控えた書類を紛失したなど、識別番号が分からない場合は、鍵穴付近のパーツを分解し、内部に刻印してある識別番号を確認する必要があり、追加費用で3,000～5,000円程度必要になります。
ディーラーで合鍵を作成する場合の費用相場
費用相場に関してはそれこそ車種により様々です。
また、シンプルな形状の鍵かイモビライザーキーかでも費用は大きく変わります。
安い物であれば2,000円程度で作れますし、高級車の鍵の場合100,000円単位で必要になることもあります。
近年の車種で考えると、10,000～30,000円程度になるのではないでしょうか。
詳しくはこちらでまとめています。
鍵開けの専門業者に依頼するメリットとデメリット
鍵開けの専門業者に依頼した場合のメリットは、対応が迅速であるということが考えられます。
多くの鍵開け業者は、合鍵作成の依頼を受けてから、数分～30分程度で現場に来てくれます。
そしてその場で合鍵作成の作業が始まりますので、依頼をしてから作業が完了するまで、最短で1時間以内ということも可能です。
とにかく急いでいる場合は、文句なしで鍵開けの業者を探すことをオススメします。
反対にデメリットは純正の合鍵ではないということ。
それでも技術のある業者に依頼すれば、「使えない」などという最悪の事態は避けられます。
ただし、質の悪い業者に捕まってしまうと、しばらく使っていると変形するなどで使いづらくなることもありますので、業者選びは慎重に行いましょう。
もう一点デメリットがあるとすれば、やや高額な傾向にあるということ。
車の鍵穴から合鍵を作成する技術は簡単な技術ではありませんので、少々高額になるのは致し方ないでしょう。
鍵開けの専門業者に依頼する場合に用意する物
鍵開けの専門業者に合鍵の作成や鍵開けを依頼する場合、必要となるのは本人確認書類と、自動車の所有者が分かる書類です。
これらの証明書なしで依頼を受けてしまうと、車の所有者でもない人が、勝手に合鍵を作れることになってしまいます。
運転免許証や自賠責保険の証書などで、ご自身の身分証明と車の所有権の証明ができる状態で作業を依頼しましょう。
鍵開けの専門業者に依頼した場合の費用相場
鍵開けの業者に合鍵の作成を依頼した場合、ディーラーで作成するよりも少々割高になると考えておいた方がいいでしょう。
合鍵を作るだけであれば、同じような費用で可能ですが、現地まで駆け付けた料金や人件費、鍵づくりに必要な作業にかかった費用などが加算されますので、その分高額になるイメージです。
シンプルなタイプの鍵で3,000～5,000円程度、イモビライザーキーで20,000～40,000円手エイドが相場でしょうか。
もちろんこの相場も日所に漠然とした目安です。
車種や年式などでも大きく変わってきますので、依頼するときに年式、車種、イモビライザー搭載かどうかなどの情報を電話で伝え、おおよその見積もり金額を聞いておくことをおすすめします。
詳しくはこちらをご覧ください。
車の合鍵を作る場合は？
車の合鍵を作るときに忘れてはいけないのが、「元々の鍵を誰かが持っているかもしれない」という事実です。
本来の鍵を失くしたということは、その鍵がどこかにあり、しかも悪い人が所持しているかもしれないということは神田得ておかなければいけません。
そのために必ず警察に遺失物として届を出し、見つかり次第手元に戻るようにしておきましょう。
それでも出てこない場合で、どうしても不安が残る場合は、一層のこと車の鍵自体を交換するというのもひとつの選択肢であり、防犯対策でもあります。
もちろん鍵自体の交換は、合鍵を作る以上の費用が必要となります。
詳細は以下の記事で詳しく解説していますのでご一読ください。
また本編では触れませんでしたが、高級外車などの場合、鍵自体の素材が特殊なケースがあり、ディーラー以外では対応できない場合もあります。
詳細は鍵の専門業者などに問い合わせた時に確認しておきましょう。
