「盗難防止のためにも鍵自体を交換したい」
「カギ交換の費用と時間はどのくらいかかる？」
車の鍵を紛失しても、スペアキーや合鍵を作成すれば今まで通り車に乗ることは可能です。
ただし、あなたが失くした車の鍵は、どこかの誰かが持っている可能性があります。
防犯面を考えれば、鍵自体を交換しておいた方が安心できるのは間違いありません。
そこで、今回は鍵自体を交換する方法や費用相場について解説します。
車の鍵を交換するなら？
車の鍵穴から合鍵を作成するのは、鍵明けの専門業者や、大手カー用品店などでも扱っていますが、鍵自体を交換となるとやはりディーラーにお願いするのが一般的です。
鍵の交換は単純に鍵を換えるだけではなく、鍵を受け付けるキーシリンダーから交換が必要となります。
こうなると純正部品が必要ということになり、ディーラーで行うのがもっとも良いということが考えられます。
車の鍵の交換費用は？
では気になる鍵の交換費用ですが、これは鍵のタイプや車種によっても変わってきますので、ここでは目安の費用を紹介しておきましょう。
通常の鍵の場合
エンジン始動の鍵穴に鍵を挿して回すいわゆる一般的な鍵の場合、キーシリンダーを好感し、それに合わせて鍵も交換する形になります。
当然ながらキーボックス周辺を分解して交換するため、時間はそれなりに必要と言うことになります。
車種や時期、車の年式にもよりますが期間は1～2週間、費用は15,000～30,000円程度が多いようです。
もちろん高級車や外車などの場合は費用が跳ね上がり、100,000円近く必要になるケースもあります。
リモコンキーやスマートキーの場合
リモコンキーやスマートキー、またキーレスエントリーの場合は少々方法が変わります。
こうしたタイプはキーシリンダーの交換は必要ないモデルが多く、鍵の交換は主に電子信号の書き換えという方法になります。
キーレスエントリーのように鍵を差し込まなくてもエンジンが始動するのは、鍵と車体本体の電子信号で管理しているから。
この電子信号を新たなものに書き換えることで、鍵の交換ということになります。
費用に関捨ては20,000～40,000円程度が目安。
ただしこの場合、鍵の識別番号が必要となります。
鍵の識別番号は、納車時に書類に記されて渡されているはずですので、その番号をディーラーに告げましょう。
もしどこを探しても識別番号が分からない場合、エンジン始動キー周辺を分解し、車体内部に刻印されている識別番号を確認する作業が必要となります。
この作業を行うと、作業台として3,000～5,000円ほどかかるのが相場のようです。
鍵の交換を考える前に
近年発売されている車のほとんどが、イモビライザーを搭載しており、交換費用はそれなりに高価になってしまいます。
交換を考える前にできることはしておきましょう。
まずはとにかく探すこと。
鍵を失くした日に来ていた服、立ち寄った場所、家の中で鍵があるかもしれないところなどを徹底的に探しましょう。
それでも見つからない場合は警察に遺失物ということで届け出を出します。
親切な方に拾われて、警察に届けられていればこれで鍵が戻ってくることも十分に考えられます。
八方手を尽くした結果、どうしてもみつからない場合は鍵の交換もひとつの選択肢です。
高価な費用をかけて交換したら、意外なところから鍵が出てきて無駄になってしまうなんて話も少なくありません。
そうならないようにしっかりと探すようにしてください。
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